マーケティング担当者向けソーシャル分析まとめサイト「ミシェル!」編集部(運営:プラスアルファ・コンサルティング)は、ソーシャル分析ツール「見える化エンジン」を使って、Twitterの全量データを分析し、2014年3月のテレビCM(以下、CM)の評判をランキング化した。
また、同社は「見える化エンジン」を活用し、CMに関するTwitter上のTweetを収集・分析し、CMに対する人気や生活者からの反響を把握できるレポートサービスの提供を開始した。
最も話題になったCMは「ペプシネックス ゼロ」
2014年3月に投稿されたCMに関するツイートの全件分析した結果、Twitter上で最も好評だったのは「ペプシネックス ゼロ/桃太郎「Episode ZERO」編」(サントリー食品インターナショナル)だった。
ペプシに関するCMは、3月には2種類あり、ペプシネックスZEROとコカ・コーラZEROの飲み比べ比較のアンケート結果をCMにした『美味しさ』篇と、小栗旬さん扮する実写版桃太郎のCM 『桃太郎「Episode.ZERO」』篇が放送されたが、ツイート上では、桃太郎CMに人気が集まっていた。
日清カップヌードル、アイドルのツイートがCMの認知度向上に貢献
3位にランクインしたのは、日清カップヌードル。「外国人に日本文化を紹介する」というコンセプトで現代の日本の侍としてアイドルオタクを紹介するCMだった。
侍が刀を振る姿と、オタクがアイドルに向かってサイリウムを振る姿を重ねあわせている設定に、多くの反響があったようだ。また、同CMに出演しているアイドルグループ「でんぱ組.inc」のメンバー「最上もが」さんが、自身の撮影に参加した際のツイートが広く拡散しており、CMの認知度向上に貢献していることもわかった。
ドコモのCMは“感動する”
また、1~2月にワン・ダイレクションのCMが大きな反響を呼んでいたドコモは、3月も2位にランクイン。今回は、卒業する学生達が主人公のCM『LTE「それぞれの旅立ち」篇』も「感動した」という反響を集めた。
さらに、ワン・ダイレクションを起用した学割CMの反響も相まって、「最近のドコモのCMは感動する」「ドコモといえば感動CM」といったような声も見られた。au、SoftBankとは異なる路線のCMを打ち出していることで、携帯キャリア三社の中で反響の大きさが突出したようだ。
【分析概要】
分析対象:「見える化エンジン」により収集したTwitter(100%)データ
取得ワード:「CM おもしろい」「CM 面白い」「CM 気になる」「CM ウケる 」「CM 感動」「CM 泣ける」「CM 好き」「CM はまる」
分析期間:2014年3月1~31日
データ件数:307,251件(分析結果ではbot等を削除処理済)
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