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2014年のキーワード「マーケティングオートメーション」をモダン・マーケティングの概念と一緒に学ぼう

見込み顧客の状態を踏まえたきめ細かなターゲティングで温度感を高める

 マーケティングオートメーションツールを使えば、冒頭で紹介した「営業フォローを後回しにしてしまったリードのうちの実に8割が、2年以内に競合企業から製品を購入している(出典:Sirius Decisions)」という状況を回避できる。その時点では可能性が薄くとも、せっかく接触できたリードを取りこぼさない、つまり将来の顧客を失わずに済む。では、具体的にマーケティングオートメーションのプロセスを見てみよう。最初のステップは、ターゲティングだ。

モダン・マーケティングの世界に足を踏み入れよう!第一ステップはターゲティング
モダン・マーケティングの第一歩になるのが、ターゲティング。すなわちターゲットを絞ることだ。それぞれの見込み顧客に最適なアプローチをするために、まずは精緻なターゲティングが重要になる。

 まず、見込み顧客のオンラインでのさまざまな行動履歴を把握。発信したどのメールが開封されているか、どこに反応しているか、どのWebページを見ているか、などの情報を顧客の属性データと組み合わせてスコアリングし、セグメント化する。

 当然、スコアリングとセグメントの精度が高いほど、その先へ続く顧客育成の成果は高まる。つまり、その精度の高いツールを選ぶことが重要になる。マーケティングオートメーションでは、ターゲティングし、キャンペーンを設計・実行して評価して、それを元にまたターゲティングするという一連の流れを繰り返して、きめ細かに顧客の“温度感”を高めていく

顧客のデジタル・ボディ・ランゲージを読み取り、アプローチに活かす

 ターゲティングの次のステップになるのが、エンゲージメントの形成だ。マーケティングオートメーションツールが有効である最大のポイントは、「それぞれの顧客に合ったアプローチができること」だろう。“オートメーション(自動的)”とはいっても、一斉にメールを自動配信するのではまったく効果は上がらない。リードの1件1件が、今どのような段階にあるのかを把握し、適切なタイミングで適切なメッセージを発信していくことがカギになる。

顧客一人ひとりの温度感に合わせたアプローチでエンゲージメント形成
顧客育成に欠かせないエンゲージメント形成。具体的には、見込み顧客ごとに最適なメッセージを発信していくことだ。顧客のオンラインの行動履歴からデジタル・ボディ・ランゲージを読み取ってアプローチし、対話するかのように段階的に顧客の温度感を高めていく。

 顧客の価値観が多様化すると、顧客に合わせたメッセージも多様になり、必要なコンテンツや顧客育成に効くシナリオのバリエーションも増えていく。そうした状況下で、日本でも多くのマーケターが「シナリオに沿ったコンテンツを用意できない」、あるいはそもそも「シナリオが設計できない」という悩みを抱えている。

 購買ファネルのどこに位置するかは、顧客によってバラバラ 

 適切なシナリオ設計を行うためには、SNSのアクティビティ、Webサイトの訪問履歴やホワイトペーパーのダウンロードなど、オンライン上の行動である“デジタル・ボディ・ランゲージ”から、顧客が購買ファネルのどこにいるかを適切に把握し、コミュニケーションを深めていくことが重要だ。

 本来これらは、元々どこかに正解があるわけではなく、PDCAを重ねてトライ&エラーから最適な策を導き出していくものだ。だが、それを手動で模索するには限界があり、またムラも出てきてしまう。そこで、マーケティングオートメーションツールによる大幅な効率化が強い味方になる。

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“機が熟した”リードで高いコンバージョンを実現

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2014/08/26 15:37 https://markezine.jp/article/detail/20050

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