多様なデータソリューションと、オーディエンスデータを基盤にしたマーケティングプラットフォーム「Audience Operating System(AOS)」を展開するAcxiomは今年5月、顧客データのオンボーディングサービスを提供するLiveRampを3億1000万ドルで買収すると発表し、7月1日に買収を完了した。
オンボーディング(onboarding)とは、企業が保有するオフラインの顧客データをデジタル化し、オンラインと接続可能な状態にすること。膨大なオフラインのユーザーデータセットを分析してセグメント化、匿名化し、ブラウザやデバイスと関連付ける。顧客のセグメントはアドネットワークやDMPに対して提供され、リターゲティングやオンラインキャンペーンのオフラインでの反応を測定することが可能になる。
買収完了に際して、Acxiomのスコット・ハウCEOは、「我々のゴールは、データのスイスになること」とコメント。両社は今後1年間、グローバルに事業を拡大し、特にヨーロッパとアジア太平洋地域に注力する。
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