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「ユーザーへ何をどう届けるか」検索流入数、前年比166%!“原点回帰”から生まれるnanapi流グロースハック

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2014/07/15 08:00

 オウンドメディアを運営する企業にとってSEO対策はまず取り組むべき施策の1つ。一方でSEOの関連する情報は技術的、概念的な情報がいまだに溢れ「ユーザー視点で考えた時のSEO」という観点が抜け落ちている状況ではないでしょうか。ユーザー視点でのSEOとはどういう取り組みなのか。ハウツーサイトnanapi(ナナピ)でSEOを担当する松本さんにSEO管理&ダッシュボード機能を提供するGinzamarketsのカントリーマネージャーを務める清水氏がインタビューを行いました。

SEOは特別な業務ではなく当たり前のこと

清水:まず最初に、松本さんの業務の役割とこれまでのSEOのご経験を教えてください。

松本:役割は、SEO担当としてオーガニック(自然検索)流入を増やすことです。SEO専任ではなく他の業務も兼務しています。nanapiに入社したのが3年前、SEO担当となったのは半年前からです。前職においてSEOを担当していたわけではないのでSEO担当としてのキャリアは短いですが、nanapiに入社してからSEOが大切であるということは、自然と学びました。

株式会社nanapi ディレクター 松本ゆかりさん
株式会社nanapi ディレクター 松本ゆかりさん

清水:おっしゃるように松本さんが寄稿された『nanapiのSEOはチーム戦!検索流入数を前年比166%にした施策』を拝見した限りだとSEO担当のキャリアとしては短い印象があります。nanapiに入社してからSEOの重要性を自然と学んだのはどういったきっかけからだったのでしょうか。

松本:nanapiでは何をやるか迷ったら常にサービスの原点に立ち戻り、施策実行へ落とし込んでいるからだと思います。具体的には、nanapiのサービスは「やり方がわからなくて困っている人へ、解決方法を提供すること」が原点です。

 nanapiへの流入経路の半分以上はオーガニック(自然検索)流入です。よってユーザーに対し情報を適切に届けるにあたり、SEOを重要視することはSEO担当者でなくても当たり前のことでした。

ハウツーをノウハウ化していく文化がある

清水:SEOを学ぶためのドキュメントやミーティングがあるのでしょうか?

松本:ハウツーサービスを展開するnanapiでは、社内においてもハウツーを残していく文化があります。SEOに関しても、100項目を超えるガイドラインがありますし、検索エンジンのアルゴリズム変更等、アップデートしたい情報についてもSEO担当がドキュメント化して定期的にミーティングで共有しています。

清水:SEO情報のアップデートと一口に言っても、どの範囲まで共有するか難しい面があると思います。どのような基準で情報を選定しているのでしょうか?

松本:SEOのアルゴリズムはブラックボックスで、情報収集していて正直、よくわからないこともあります。そんな時は、その情報が「ユーザーにとって必要な情報なのか」を基準に、SEO担当で留める情報か、共有する内容かを判断しています。

清水:2012年のCSS Nite LP24においてSEOコンサルタントの辻さんがnanapiでのSEO事例を紹介していましたが、辻さん主導で施策が決定されているのでしょうか?

松本:辻さんにはSEOの方向性についてアドバイスを頂いています。内容については、当社社長古川の『ユーザーのためが最強のSEO!nanapiのSEOで何をしているか』で紹介しています。

 例えば、施策その1の「構造化」について言えば、辻さんに「構造化」という方向性を示して頂いて社内で16000テーマに設定しました。他の例では「たった7つの施策でnanapiのPV単価が144%になった話」で紹介した内容も、社内の広告担当ディレクターとエンジニアが自発的に提案し進めました。

 辻さんからは大枠の方針に関してアドバイスを頂きつつ、自分たちが必要だと思うことを主体的に取り組み、不明点があれば辻さんへ確認するというスタンスです。


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