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「今後10年で最も成長するのがマーケティング領域」日本市場における戦略── マルケト代表 福田氏インタビュー


 2014年3月、米国Marketo Inc.の日本法人マルケトが活動を開始した。6月1日には日本法人 代表取締役社長に、セールスフォース・ドットコムで専務執行役員として営業部門の指揮をとっていた福田康隆氏が就任。福田氏はセールスフォース・ドットコムの前には日本オラクルに所属、日本での外資系ベンダーのビジネスを十分に心得ている人物だ。デジタルマーケティングの日本のビジネス市場をどう捉えているのか、その中でマルケトの強みを活かしどのようなビジネス展開をしていくのか、福田新社長に話を訊いた。

マーケティング・オートメーションの領域にはさまざまなプレイヤーがいる

 昨年くらいから日本では「マーケティング・オートメーション」という言葉が頻繁に使われ始めている。とはいえ「マーケティング・オートメーションで何ができるのかという点について、ユーザーの方々に伝わっていないのが現状だと思います」と福田氏は言う。

マルケト 代表取締役社長 福田康隆氏
マルケト 代表取締役社長 福田康隆氏

 「マーケティングに関わる業務領域ではWebアナリティクス、リードジェネレーション、リードナーチャリング、CRMと様々なプロセスが存在し、それぞれの領域に強みを持ったソフトウェアが提供されています」と福田氏。

 例えばWebアナリティクス領域ではアドビシステムズやGoogleが良く知られている。メール配信の領域では、オラクルが買収したResponsys、シナジーマーケティングなどたくさんのプレイヤーが活躍する。セールスフォース・ドットコムが買収したExactTargetもこの領域で強さを発揮する。

 マルケトはガートナーのMagic QuadrantでもEloquaと並びリーダーとして位置づけられた事からもわかる通り、リードジェネレーションからリードナーチャリングに至るリードのライフサイクルを包括的に管理する点で強みを持つというのが福田氏の見解だ(参考:『Gartner Magic Quadrant for Lead Management 2013』)。

 「マルケトはリードを獲得し、その属性データだけではなく、Webサイトをはじめとするオンライン/オフラインの行動データを合わせてスコアリングを行う事により、より細かいセグメンテーションを可能にし、One to Oneのマーケティングを実現する事ができます。Email配信のツールには、リードスコアリングという概念がなく、セグメンテーションを行う場合も、属性データとメールのオープン/クリックのステータスで行うか、システム連携をしなければならないのが現状で、これらを一つのプラットフォームで行えるのがMarketoの強み」と福田氏は言う。

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

ブレインハーツ取締役。AI、エキスパートシステムが流行っていたころに開発エンジニアに、その後雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダの製品マーケティング、広告、広報などを経験。現在は、オープンシステム開発を主なターゲットにしたソフトハウスの経営とライターの二足の草鞋を履いている。DB Online チーフキュレーター。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/03/13 17:14 https://markezine.jp/article/detail/20447

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