ヤフーは、鎌倉新書の協力のもと、人生の最期(ライフエンディング)に関連する総合ポータルサービス「Yahoo!エンディング」を開始した。同サイトは「生前準備」「葬儀手配」「相続・遺言」など5つのカテゴリーがある。「生前準備」では、自分が死亡した際に最大200名に向けて送付されるメッセージを作成しておける機能や、訪問者による追悼メッセージを残せるメモリアルスペースを装備するなど、生きた証を死後も残せるようになっている。また、生前に利用していた「Yahoo!ウォレット」の課金を停止したり、「Yahoo!ボックス」のデータ削除も可能。
インターネット社会の発展により、リアルだけでなくインターネット上でも自分らしい最期を迎えたいという人々が、ゆるやかに増加している。また、SNSなどでは、利用者の死を知らないままメッセージを送信し続けたり、自身の死後のアカウント管理について取り決めがなされていなかったりと、ライフエンディングにおけるさまざまな課題が生じている。このような背景を受け、今回のサービス提供に至った。
なお「生前準備」の内容は、公的証明書(火葬許可証)をもとにした利用登録者の死亡確認後に実行され。そのため、なりすましによる遺言メールの誤送付などの心配をせずに利用できる。
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