博報堂は、自由で自立したライフスタイルを謳歌する単身・独身男性「ソロ活動系男子(通称:ソロ男)」の研究活動及び企業のマーケティング活動の支援を開始した。同社は今後、「ソロ男」に関する年1回の定量調査分析レポートの発表のほか、企業向けの市場開拓、商品開発ワークショップの開催、受託調査、書籍出版などを予定している。
「ソロ男」とは、独身20代~50代男性、親と同居していない単身世帯で、一人で自立・自給しながら、束縛のない自由なライフスタイルを楽しむ生活者を指す。趣味や自分の時間を大切にし、忙しく働くことで高い給料をもらうよりも、ゆとりが多い生活を好む傾向があるなど、年齢を超えた共通の価値観を持つ層を指す。
これまで「単身・独身男性」は既婚男性などに比べて平均所得が低いことから消費力が弱いとされ、女性マーケットに比べて、あまり消費の実態や生活意識の研究が進められてこなかった。しかし調査によると、【自由・自立・自給】の価値観を重視する「ソロ男」は平均所得は比較的低いものの可処分所得が高いため、消費支出額やエンゲル係数も高く、旺盛な消費意欲を示している※1。また、同社調査によると、「購買時に企業のマーケティング施策に高い反応を示す」「一度決めたブランドを継続して買い続ける」「計画的な買物をすることが多い」など、マーケティングのターゲットとして高いポテンシャルを持つことが明らかになった。
男性の生涯未婚率が20.1%(2010 年時点)※2、さらに、総世帯における単身世帯比率も31.2%(2010年時点)※3と共に増え続けおり、独身・単身世帯者の数は今後ますます拡大していくと推測されている。そのため、独身・単身世帯者を母数とする「ソロ男」は、将来的に大きなボリューム層へと発展する可能性があると考えられる。
※1 総務省統計局「家計調査」(2013)
※2 国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」(2014)
※3 総務省統計局「国勢調査」(2010)
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