オプトは、Facebookの利用に関する意識についての調査結果を発表した。
懸念事項はプライバシー、いいね!数はあまり気にせず
Facebookの利用に関する不安感・抵抗感について尋ねたところ、「あてはまる」「どちらかといえばあてはまる」とした人の比率をみると、「電話番号などを入力するのが不安」85%、「実名や出身校を入れたくない」79%、「プライベートが他の人に知られるのが嫌だ」75%などで多数を占めており、プライバシー・プライベート情報が知られることへの抵抗感が総じて強いことがわかった。また、「自分には投稿することがない」64%、「何を投稿したらよいかわからない」60%という人も半数を超えている。
同様に、Facebookを利用していない人の心理的な利用阻害要因を調べた。「あてはまる」「どちらかといえばあてはまる」とした人の比率は、「SNSは全体に苦手である」が79%、「友達申請する相手がいない・少ない」が70%で、「Facebookは難しそう・よくわからない」といったリテラシーの問題よりも、ネット上での社交・つきあいへの苦手感が強い様子が伺えた。
Facebook利用者で、利用上気にしていることについて調べた。「あてはまる」「どちらかといえばあてはまる」とした人の比率は、「投稿する時は、誰が見ているかに気を使う」が54%、「投稿内容について、自分の見え方に配慮して投稿している」が51%と半数強を占める。一方で、いいね!数やコメント数が気になる人は3割台にとどまることがわかった。
Facebookユーザーは見栄張り、ノンユーザーはシャイ
生活上の価値観やライフスタイルについて、Facebookユーザーとノンユーザーの差を調べた。Facebookユーザーに多く見られる傾向としては、「インターネット上の情報の選択には自信」「インターネット上の情報の見分けには自信がある」などITリテラシーへの自信、「海外旅行中のコミュニケーションは苦にしない」「海外生活」「海外留学経験」などの国際性、「みっともない服装や髪型をしていると恥ずかしい」「自分は『リア充』な方だ」「他人に評価されないと自信が持てない」などの見栄張り的な意識が見られた。
一方、Facebookノンユーザーに多く見られる傾向としては、「あまり交際範囲を広げたいとは思わない」「家族や地元のコミュニティの範囲で暮らしている」といった社交に関する内向き傾向、「流行しているからといってやりたいとは思わない」「流行に乗せられるのは好きでない」といった流行に乗ることへの照れ、「自分を表現する事に慣れていない」「自己主張するのが苦手」「初対面など、知らない人と話をするとき恥ずかしい」といった日本人的なシャイネスがあることがわかった。
【調査概要】
調査地域:全国
調査対象:満15~69歳の男女
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:1,295人(Facebookユーザー641人、ノンユーザー654人)
調査日時:2014年7月19日~7月21日
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