Brightcove、Content Marketing InstituteおよびMarketingProfsは、『B2Bコンテンツマーケティング:2015年のベンチマーク、予算、傾向――北米レポート』を公開した。
同レポートによると、B2Bマーケターの69%はよりエンゲージメントの高い、高品質なコンテンツを作成することを最優先しており、次いでWebサイトのコンバージョンの向上を重視しているのは63%となった。また、マーケターにとってエンゲージメントの高いコンテンツの作成が最大の課題となっていることも明らかになった。
そしてB2Bマーケターの86%はコンテンツマーケティングを活用しているが、効果を出せていると感じているのは38%だった。またコンテンツマーケティングの目的としては、ブランド認知(84%)、リード生成(83%)、エンゲージメント(81%)、売り上げ(75%)を挙げた。
一方で昨年と変わらず、B2Bマーケターは平均して13件のコンテンツマーケティング施策を活用しており、ブログを除くソーシャルメディア(92%)が施策のトップだった。また、マーケターは平均6つのプラットフォームを利用していることもわかった。その他の施策として、eニュースレター(83%)、企業サイト記事(81%)、ブログ(80%)、対面イベント(77%)、ケーススタディ(77%)、動画(76%)が挙がった。
さらに、B2Bマーケターは平均3件の有料広告手法を使ってコンテンツの配信・促進をしており、80%は少なくとも1件は利用していることも明らかに。また、利用している有料広告手法の中でも検索エンジンマーケティング(SEM:52%)を最も信頼していた。次いで効果を感じているのは宣伝投稿(プロモーションツイートなど:41%)、ソーシャル広告(LinkedIn広告など:38%)、コンテンツディスカバリーツール(Outbrain、Taboola、nRelateなど:36%)となった。そして49%のマーケターが従来のオンラインバナー広告を利用する一方で、効果を感じているのは26%に留まった。
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