フリークアウトは、ビービーメディアと共同で、オンライン動画を活用した広告効果を向上するためのクリエイティブを研究・開発するユニット「Future of Online-Brighten Brand Lab.」を結成した。
ここ数年の中で、オンライン動画広告の普及が広がりつつあり、YouTubeのプレロール型動画広告を中心に多くの広告キャンペーンで動画広告が活用されている。さらにSNSサービスでも動画広告機能が搭載されるようになり、またスマートフォンやスマートTVに代表されるスマートデバイスの普及、新たにネイティブ広告としての動画広告フォーマットが現れるなど、デバイスやフォーマットの多様化が進んでいる。
また近年、RTBやDMPに代表されるアド・テクノロジーの急速な技術進歩によって、「枠から人へ」のパラダイムシフトが進展しており、さらにこれまでのオンラインだけでなくオフラインでの商品購買まで紐付けて広告の効果を計測した上でのデータドリブンなマーケティング施策の取組みが進んでいる。DMPを導入し、広告を配信する対象であるオーディエンスをセグメント化し、そのカスタマージャーニーを理解した上で、動画広告をRTBで買い付け、配信することが一般的となってきている。
その一方で個別のオーディエンスにアプローチするために重要となる動画広告クリエイティブ自体については、これまでのTVCMと全く同じものをそのまま使うケースも多く、業界全体としてオンライン動画広告の特性を活かした広告効果の高いクリエイティブについて、研究がそれほど進んでいない状況がある。
このような背景から、フリークアウトのテクノロジーと、ビービーメディアのクリエイティブ企画制作力を結集し、効果的なクリエイティブパターンの開発を通して、オンライン動画広告のさらなる普及を目指す。
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