韓国SK Planet(SKP)は9月27日、shopkickの買収を発表した。SKPは2011年に韓国最大のモバイルキャリアSK telecomの100%子会社として設立され、モバイルでのコマース、デジタルコンテンツ、広告、マーケティング事業を展開。その後2013年にSK Marketing & Companyと合併し、オンラインとオフライン双方のマーケティングチャネルを統合したサービスプラットフォームを提供している。また、5000万人の韓国において、SKPが運営するリワードプログラムは3800万人の会員を獲得し、年間500億ドルのトランザクションを処理している。
一方、2009年設立のshopkickは、アップルのiBeaconと互換性のある「ShopBeacon」という技術を使って、kickshopアプリユーザーの来店を検知し、商品購入に利用できる「kick」というポイントを付与するサービスを展開。現在、Target、Macy's、Best Buyなど米国内の3000店に導入されている。アプリでは、店舗で利用できる割引やおすすめ商品をアプリに表示することができる。
SKPは、shopkickを米国モバイルコマース市場における主要なプラットフォームとして活用し、オンラインとオフラインの新たなショッピング体験を提供するとともに、グローバル市場におけるビジネスを拡大するとしている。
※shopkickを含むO2O技術動向については、MarkeZineのこちらの記事も参考に。
「オムニチャネルの技術は枯れたくらいがちょうどいい。Apple Payに見るキャズム超えの王道とは」
(http://markezine.jp/article/detail/20940)
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