講談社、小学館、メディアドゥ、およびLINEは、コミックを中心とするデジタルコンテンツ配信のグローバル展開を推進するためのLINEの連結子会社である「LINE Book Distribution 株式会社」において、新たに講談社・小学館・メディアドゥの3社と資本業務提携を行い、LINEを含めた4社の合弁事業会社として発足した。
2013年4月にスタートし、「LINEマンガ」は、約50社以上の出版社・レーベルが参加し、8万点以上のタイトルを提供している。同アプリは累計ダウンロード数800万を超える、国内最大規模のスマートフォン向け電子コミックプラットフォームへと成長した。一方、海外のマンガを取り巻く環境に目を向けると、アジア圏を中心に、マンガ文化へのニーズが多くあるにも関わらず、デジタルコンテンツをグローバル展開しているプラットフォームが少ないため、正規版コンテンツが入手できず、海賊版が横行している状態にある。また、日本の出版社は、資金面や人材雇用面などで容易に海外展開ができないといった課題があった。
合弁事業会社である「LINE Book Distribution」では、下記の各社の強みを結集した「LINE マンガ」グローバル版の提供を通じ、世界に向けて日本の良質なコンテンツの流通を推進してゆく。
- LINEの「LINE マンガ」の開発・運営基盤および、アジアをはじめとしたグローバルでの大規模なLINEのユーザーベース
- 講談社・小学館が持つ豊富で魅力あるコンテンツ力
- メディアドゥの取次として提供するコンテンツと安全かつ強固なデジタルコンテンツ配信システム
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