Facebookでは、過去1年で、1人あたりの動画投稿数が世界で75%増加した(米国だけを見ると94%増)。2014年6月以降は日々の動画視聴回数が平均で10億回を超えている。また、ニュースフィード上に流れてくる動画数は前年比で3.6倍に増えた。さらに、世界中から投稿される写真や画像は一日あたり、3億5千万点となっている。加えて、Instagramでも3億人以上の人々が、日々7千万以上の写真や動画を投稿している。
動画広告についても成功事例が増えてきている。マクドナルド社がワールドカップに合わせてヨーロッパで実施した「FryFutbolキャンペーン」では、リアルタイム動画を採用。インプレッション数4億超を記録。158か国1億2,500万人以上によって視聴された。
動画視聴に使用した端末に目を向けると、上記のマクドナルド社の事例では、視聴者の80%がモバイル経由だった。Facebookにおいても、動画視聴の65%がモバイルによるもの。ここから動画利用の活性化は、主としてモバイルによって牽引されていると言える。
モバイル動画の利用はモバイルや通信技術の発展を背景に、今後も増え続けることが予想される。シスコシステムズ社によると、モバイル動画は2013年から2018年にかけて14倍に増え、2018年末までにはモバイルデータトラフィックの69%を占めると予測されている。
【関連記事】
・Facebookに「dislike(嫌い)」ボタンは付けないの?ユーザーの声にザッカーバーグ氏が回答
・Facebook、人気の記事をプッシュするパブリッシャー向け新機能を追加
・Google、ビューアブル動画インプレッション限定ターゲティングを年内開始、動画の可聴性もレポート
・YouTube、2014年の動画広告トップ10を発表、合計10億分以上見られた人気動画が勢ぞろい
・「企業Facebook年間ランキング2014」発表!ファン数ランキングトップは400万超の楽天市場