Kauliは、1月14日、同社が提供するSSP「Kauli」におけるプライベート取引への対応を強化し、プライベートマーケットプレイス(PMP)をはじめとしたプログラマティック広告の販売を開始した。
日本におけるプログラマティック広告市場は、マイクロアドの調査によると、2017年には1,023億の市場へ急成長すると予測されている。そして昨今では付加価値の高い限定されたプレミアムな広告枠に対するプライベート取引の要求が高まっている。このような背景から、同社はこの度の取り組みに至った。
これにより、オンラインパブリッシャーは、自身が所有する付加価値の高いプレミアムな広告枠の収益性を高めることが可能に。なお、プレミアムな広告枠の買い付けを希望する広告主に対しては、SSP「Kauli」に接続するDSP事業者および同社が独自に開発する広告枠の買い付け機能である『DirectReach』を利用することでプライベート取引が可能になる。
今後、同社はプログラマティック広告販売における知見とデータサイエンスに基づく広告配信ナレッジをもとに、マーケティングオートメーション等の広告主が求める様々な要請に対応することで、オンラインパブリッシャーに対して収益性の高い広告配信プラットフォームを提供していく。
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