SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

LINE事業、2014年通期売上額は前年比126%増の774億円/世界MAUは1億8,100万人に

 LINE株式会社は、1月29日、2014年通期および2014年10-12月期(Q4)の業績を開示した。2014年10-12月期のLINE株式会社全体(LINE PLUS・LINE Business Partnersを含めた連結業績)の売上額は261億円(前四半期比10%増/前年同期比78%増)となり、2014年通期の売上額は863億円(前年通期比114%増)となった。また、基幹事業であるLINE事業単体の2014年10-12月期の売上額は236億円(前四半期比10%増/前年同期比84%増)、2014年通期の売上額は774億円(前年通期比126%増)という結果に。

 LINEの月間アクティブユーザー数は約1億8,100万人に。そのうちLINEがトップシェアを占める3か国(日本、タイ、台湾)のMAUは約9,200万人を占める。各国の登録ユーザー数においては、1,000万ユーザーを超える国は計13か国にのぼり、新規ユーザーおよび月間アクティブユーザー数は引き続き堅調に増加している。

スタンプ事業は世界的に好調

スタンプ事業においては、アジア地域を中心に、アニメーションスタンプ(動作付きスタンプ)が好調。欧米においても各国の文化や流行を取り入れたアニメーションスタンプを継続的に提供していく。また、ユーザーが制作するスタンプを世界中で販売・購入できるプラットフォーム「LINE Creators Market」においては、2014年5月のサービス開始から6か月となる2014年11月時点で登録クリエイター数が世界145か国・27万人を記録し、販売金額上位のスタンプ平均販売額は売上10位までの平均が3,680万円を越えた。

ゲーム事業、アジア市場を中心に海外のユーザー拡大へ

 ゲーム事業においては、2014年Q4にLINE キャラクターが登場する3タイトルを含む、6つの新規タイトルをリリースした。また「LINE:ディズニー ツムツム」は、2014年10月に3,000万ダウンロードを突破し、米国、台湾、韓国においてはテレビCMやオフラインのユーザーイベントの開催を通じて堅調に新規ユーザーを獲得し、「LINE GAME」のヒットタイトルの1つとして売上げを牽引している。

 今後は、これらのカジュアルゲームにおいて売上げランキング上位を維持していくほか、RPGなど、ミドルコアジャンルのタイトルも上半期を目処に提供を開始する予定。さらにはタイ、台湾などのアジア市場において現地ゲーム開発会社と提携し、各市場に特化したゲームタイトルを提供することで、海外の「LINE GAME」ユーザーを拡大する方針だ。

タイ・台湾などでも広告事業が好調/LINE@のグローバル展開加速

 広告事業においては、これまでAndroid版LINEのみで提供していたインセンティブサービス「LINE フリーコイン」を、2014年12月にiPhone版LINEでも提供を開始した。日本だけでなく、タイ・台湾でもゲーム事業者の利用を中心に利用が増加している。特に「LINE フリーコイン」の広告メニューの1つである動画視聴型インセンティブサービス「LINE フリーコイン Video」の導入企業が増加している。

 また、2014年9月に台湾でも提供開始している小売店鋪や中小企業を対象としたビジネスアカウント「LINE@」は、登録店舗数が2014年末時点で13万件を記録し、急速に成長。今後は「LINE@」をグローバルで展開し、法人はもちろん、個人単位でも利用できるようにすることで「LINE@」ユーザーを拡大していく。

今後の展望

 このほか、今後のLINEプラットフォーム展開の中核となるモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」、フードデリバリーサービス「LINE WOW」(日本のみ)の提供や、ゲーム新会社の設立、ラジオ型音楽配信サービス「MixRadio」事業の買収、サービスのローカライゼーションの一環として、タイにおける動画配信サービス「LINE TV」の提供、韓国におけるショッピングサービス「LINE LUXURY DEAL」の提供などを通じ、各事業分野におけるプラットフォーム基盤の強化を行っていく。

【関連記事】
「LINE マストビュースタンプ」開始!第一弾はメルセデス・ベンツ
LINEとインテリジェンス、アルバイト求人情報サービス「LINEバイト」提供へ
三井不動産レジデンシャル、「LINE ビジネスコネクト」を活用した顧客コミュニケーション展開へ
LINE、スタンプに一言フレーズを付けて投稿し合える「LINEスタンプス」を正式公開
タクシー配車サービス「LINE TAXI」、東京版リリース~日本交通と提携

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2015/01/29 17:30 https://markezine.jp/article/detail/21842

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング