11日の両社の発表によると、日経リサーチが国内でインターネットリサーチを実施する際のパネル利用に関して包括的に提携するほか、集計業務や定性調査領域においても連携。企業向け調査などの営業面での協力、消費者データ事業や官公庁案件での連携も強化し、海外での事業拡大に向けて協力する。
マクロミルは、国内最大級のネットリサーチモニタを保有し、年間2万件を超えるマーケティングリサーチの実績とノウハウを持つ国内インターネットリサーチのリーディングカンパニー。消費者購買履歴データ「QPR」や、デジタルマーケティング領域の「AccessMill」、セルフアンケートASP「Questant」、ユーザトークサービス「ミルトーク」など、マーケティングリサーチサービスの多様化を進めるとともに、2014年11月にはオランダの同業メトリックスラボ社を買収。日本だけではなく米国、欧州の主要な国や地域に大規模なアンケートパネルを保有している。
一方、日経リサーチは、日本経済新聞社グループの総合調査会社として、世論・選挙情勢調査や企業ランキング調査、官公庁調査のほか、法人向けに顧客満足度(CS)調査や従業員満足度(ES)調査、ブランド調査など、経営やマーケティングに関わる調査を国内外で幅広く展開。直近では顧客データの活用支援サービス「ミルフィーユ」や、職場のストレスチェックツール「日経リサーチPRAS」の提供に踏み切るなど、企業の課題解決のためのラインナップ拡充に努めている。
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