紀伊國屋書店と大日本印刷は、出版流通市場の活性化および新しいビジネスモデルの創出を目的として合弁会社「株式会社出版流通イノベーションジャパン」を4月1日に設立することを両社の取締役会で決議した。
出版流通市場は、紙の書籍販売が縮小する厳しい状況が続いている。成長が期待される電子書籍においても、多くのプレイヤー間の競争は激化の一途を辿っている。このように状況が大きく変化する中で、両社は広く出版流通市場の活性化および新しいビジネスモデルの創出を企画することを目的にこの度の取り組みに至った。リアル書店とネット書店の“ハイブリッド戦略”を執る両社のノウハウを共有し、日本の出版流通市場が抱える課題について調査・分析および施策の検討を行っていく。
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