東京工科大学は、八王子キャンパスに設置する理工系4学部の2015年度新入生を対象に、コミュニケーションツール等の利用状況に関するアンケート調査を実施した。その結果、LINEが連絡手段として一段と主流化していることがわかった。
携帯機器の所有率については、スマートフォンが前年比3ポイント増の93%ととなった。中でも「iPhone」が全体で9ポイント増の59%、特に女性は11ポイント増の67%にのぼり、他の機種との差が拡大している。また、「タブレット端末」は女性の所有率が6%から12%に倍増したほか、全体でも最も高い伸び(前年比115%)となった。
SNSサービスの利用率では、「LINE」は前年比5ポイント増の94%と男女共に利用率が拡大。「Twitter」は女性が5ポイント増の82%、全体でも微増の72%となった一方、「Facebook」は横ばいの21%となった。また「Instagram」の利用率は女性の方が高く、男性の利用率の約3倍となる31%にのぼった。
連絡手段について、「LINE」は前年比5ポイント増の93%が利用をしている。一方、携帯電話のメールの利用率は大幅に低下。48%と5割を下回った。また「最も良く利用する」手段を尋ねると、「LINE」が11ポイント増の81%、携帯メールが9ポイント減の8%と、「LINE」の主流化がさらに進んでいる傾向がみられた。
【調査概要】
調査日:2015年4月4日
調査対象:東京工科大学八王子キャンパス 4学部の新入生
サンプル数:1269名(1277名)
男女比:男性:78%(77%)女性:22%(23%)
※カッコ内は2014年調査時のデータ
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