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リブランディングを経た「GYAO!」が飛躍 よりプレミアムな“一等地作り”を積極推進

2015/07/27 11:00

 新たな広告ソリューションやデータ活用サービスの開発にも力を入れているYahoo! JAPANによる本連載。この数年の“爆速”的な変革に加え、2015年4月にはマーケティング機能をセントラライズ化し、ドラスティックなマーケティング活動を推進している。今回は、ますます勢い増すビデオ広告にフォーカス。ヤフーと昨年10月にリブランディングを行ったGYAO!とのタッグによる、さらなる市場拡大への戦略を聞いた。

ビデオ広告市場が確立、広告主がますます積極的に

MZ:ビデオ広告の市場は、去年から今年にかけて大きく伸長しています。動画コンテンツを提供する各社がコンテンツや広告商材を拡充していますが、まずはこうした市場環境をどうご覧になっているか、うかがえますか?

ヤフー株式会社 マーケティングソリューションカンパニー ビデオ広告営業責任者 兼 株式会社GYAO 取締役 営業本部長 半田英智氏(写真右) ヤフー株式会社 マーケティングソリューションカンパニー ビデオ広告サービスマネージャー(写真左)上池佑介氏
ヤフー株式会社 マーケティングソリューションカンパニー ビデオ広告営業責任者 
兼 株式会社GYAO 取締役 営業本部長 半田英智氏(写真右)
ヤフー株式会社 マーケティングソリューションカンパニー 
ビデオ広告サービスマネージャー 上池佑介氏(写真左)

半田:昨年はまさに、ビデオ広告が華開き、定着に入りだした年になりました。私はもう10年ほどビデオ広告に携わっていますが、これまでに何度か「今年がビデオ広告元年だ」といわれたタイミングがありました。それがやっと、現実のものになったという印象ですね。

 とりわけ昨年の下半期の伸び率が著しく、結果的に2014年の市場は前年比約2倍の300億円超になっています(参考情報:株式会社サイバーエージェント、株式会社シード・プランニング調査結果)。

MZ:スマホでの動画視聴も一般化してきました。ユーザー数の増加も、市場の成長に大きく影響していますよね。

半田:当然、そうですね。インフラ、デバイス、権利処理等含め映像視聴環境が整い、動画視聴ユーザーの圧倒的な増加により、広告主様がより積極的になっていることも大きいです。これはつまり、CMを出せる場所と数が圧倒的に増えたということを表しており、純粋にリーチ補完ができる広告メニューになってきたという印象を持っています。

 この10年のうち実に約8年くらいは、ビデオ広告は効果があるのか、測定方法はどうなのかという懸念が先に立ち、模索の状況が続いていました。しかしこの1年、米国であれだけ浸透しているのだから、日本においても「効果があるはずだ」という前提で、ご出稿頂けるような変化が起きました。そのうち最もわかりやすい効果が、動画視聴ユーザーが増加したことによる「TVCMのリーチ補完」という目的での出稿です。

 さらに、昨年下半期以降は広告主様側がTVのリーチ補完にプラスして、自社に合った活用や測定の方法を積極的に探る傾向が強まって、市場の定着につながっているように感じます。

リーチの重複への期待も高まる「テレビCM×ビデオ広告」

MZ:ヤフーでも、ビデオ広告を中心としたリッチ広告の拡充を掲げられ、スマートフォン版のYahoo! JAPANトップページにおいてはプレミアムビジョンなどもありますよね。

上池:はい。「GYAO!」などの映像コンテンツに挿入するインストリーム広告に対して、Yahoo! JAPANなどのWebメディアの広告枠に流れるビデオ広告はアウトストリーム広告と呼ばれています。アウトストリーム広告においても、調査によって認知やブランディング効果を検証し、効果があると結果がでています。

 効果について実感し始めた広告主様側においても、ビデオ広告を導入しようという方向へ変化してきています。

MZ:なるほど。テレビCMとの連携も、最近よく聞きますね。ネットでしかリーチできない層を捉えてリーチの最大化を図る広告主も出てきていると思いますが、いかがですか?

半田:「リーチ最大化」には、一定のニーズがあります。特に若年層へのアプローチは当然ながら、M2、F2等含め、テレビとネットでリーチを補完し合うためにテレビCMとビデオ広告で最大リーチを獲ることは大前提です。その一方で、テレビとネット両方で接触すると認知や想起率、態度変容のスコアが上がるという「リーチの重なりこそ効果が見込める」という考え方が広がってきました。

上池:どこに効果を求めるかも、広告主様によってさまざまです。ユーザーの記憶に残るプレミアム広告においては、認知やブランディング効果の最大化を主軸に商品設計をしています。


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