ガイアックスは2015年3月~5月にかけて、全国47都道府県の売上規模20億円以上のBtoB企業を対象にアンケート調査を行ない、「BtoB企業のWeb担当者330名に聞いたマーケティング実態調査レポート」を公開した。Webマーケティングにおいて、ソーシャルメディア(SNS)を活用していると答えた企業は69%。そのうち効果の高さで1位となったのは「Facebook」で57.1%が支持している。
また、エンドユーザー向けのコミュニティツールと思われがちなLINEも、29.7%が「効果があった」と回答しており、BtoB企業でもLINEを使った取り組みが始まっていることが明らかとなった。
昨今注目を集める「マーケティング・オートメーション(MA)」は、Webサイトで獲得したリード管理やメール配信などの機能を備えている。MAツールの導入を検討しているという回答は全体の36.9%。実際に導入している担当者も35.7%に達している。「データ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)」の導入検討率は32.3%、導入済みは30.2%で、デジタルマーケティングの推進に前向きな企業が多い。
一方、企業のWeb担当者のうち39.3%が「人材不足」と回答し、効果測定についても34.5%が実施できていないとしている。ソーシャルメディアの活用や新しいツールなど、トレンドを追いかける一方で、必要な予算・人員を含め 、Webにおける明確な戦略を定める必要性がありそうだ。
【調査概要】
調査名:「BtoB企業のWeb担当者によるWebマーケティングの取り組みに関するアンケート調査」
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2015年3月~2015年5月
調査対象:売上規模20億円以上のBtoB企業でWebマーケティング関連業務に従事する人
調査地域:全国47都道府県
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