ニールセンは、新サービス「ニールセン デジタル広告視聴率」の日本で正式に提供を開始することを発表した。オンラインでのブランディング広告キャンペーンのリーチ(到達度)を計測するこのソリューションは、オンライン広告に従来の“クリック数”以外の効果計測方法を導入し、広告主は「自社広告がターゲット層にいかに到達したか」をテレビ広告のGRP(Gross Rating Point/テレビコマーシャルの延べ視聴率)と同様の指標で管理できるようになる。オンライン広告業界の底上げにつながると期待される同サービスは、すでに北米、欧州を中心に12か国で展開しており、今後はフィリピン、タイ、マレーシアとメキシコでの提供開始を予定している。
「ニールセン デジタル広告視聴率」の日本でのサービス提供は、フェイスブック社とのパートナーシップによって実現。日本で2,300万人の登録者数を誇るフェイスブックの巨大なユーザー・データベースをパネルと見立て、その情報とニールセンの持つ市場代表性の高いオンライン・パネルの情報とを複合的に組み合わせることにより、日本のオンライン・ユーザーで広告に接触した人々を性別、年齢層まで把握することが可能になる。
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