統計数理研究所と、SAS Institute Japan(以下、SAS)は、企業や公共団体がビッグデータを活用するための実践的研究の場として「ビッグデータイノベーションラボ(BIL)」を共同で設立する。2015年9月より取り組みを開始する予定。
多くの企業や公共団体がビッグデータを活用し、価値の創出を模索・検討している一方、実際に成果を出すに至っている組織はいまだ限定的だ。その背景には、コストやリソース等のために、ビッグデータ活用に踏み出せない企業などの姿がある。加えて、データ科学に関する高度な知識とビッグデータをハンドリングできる環境を提供、支援する組織や場が存在しない現状も存在する。
この状況を踏まえ両社は、統計数理研究所おいて人材育成・統計思考力育成事業の母体を担う統計思考院のビッグデータ解析の研究基盤を拡張し、同院内にビッグデータBILを設立するに至った。
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