SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究(AD)

高精度ターゲティングが可能な「modelpress DMP」始動 広告主への高い広告効果を実現

 女性向け商材を扱う広告主企業、そして自社メディアのマネタイズを強化したいメディア企業にとって朗報だ。日本最大級の規模を誇る情報サイト『モデルプレス』は、同サイト内および外部でも極めて精度高くターゲティング配信ができる独自のDMPを、広告主に開放する。このDMP構築において、データ分析を担ったのはデータアーティスト、データ基盤はIDCフロンティアのサービスを活用している。3社にはどのような狙いがあったのか。DMP開発の経緯、既存のDMPに対する優位性について、モデルプレスの運営社であるネットネイティブの松下氏、データアーティストの山本氏、IDCフロンティアの赤星氏に取材した。

月間1億4,000万PVを誇る女性向け情報サイト『モデルプレス』

MarkeZine編集部(以下、MZ):新興メディアながらトップレベルの人気を誇る『モデルプレス』では、膨大な記事コンテンツを活かして構築したDMPで、新しい広告商品をリリースされるそうですね。まずは、モデルプレスの運営社であるネットネイティブの松下さんにサイトの概要を伺いたいと思います。

松下:女性向けのライフスタイル&エンタメ情報サイト『モデルプレス』は、現在6年目のメディアです。当時、ニュースサイトは男性向けがほとんどだったので、感度の高い女性向けに、一次取材にこだわる報道機関としてメディア業界に新規参入しました。

 はじめこそ、記者会見に入れてもらえなかったりもしましたが、ニュース以外にもインフルエンサーやファッションアイコンのライフスタイルを取り上げたり、テレビ局との協力関係を築いたりしながら、今では月間で1億4,000万PV、4,900万UBに成長しました。1日に約100本のオリジナル記事をアップしているので、それも拡大に寄与していると思います。

MZ: それは相当な規模ですね。モデルプレスから発信された記事は、SNSを中心に各所で目にします。たとえば2015年12月31日付けでアップされた「2016年ヒット予測」の記事も、かなり拡散していました(参考情報)。

松下:ええ、こちらはすぐに複数のテレビ局から問い合わせがあり、番組での紹介につながりました。実は、この記事は編集部員の目利きをベースにしながら、データアーティストさんの協力でデータ解析も大幅に取り入れているんです。

ハイスペックな基盤で高速分析を実現

MZ:そうなんですね。今回、データ分析にはデータアーティストさん、データ基盤にはIDCフロンティアさんという布陣でDMP構築を進められていますが、その経緯をうかがえますか?

松下:ヒット予測の記事もそうですが、データアーティストの山本さんとは以前から、我々の持つ膨大なデータを活用した新商品やサービスの開発を相談していました。DMPを通して精緻にユーザーの興味関心を分析し、次に読みたいだろう記事をプッシュして回遊を促すのと同様に、広告商品としても効果の高いデータ連携ができるだろうと考えていたんです。

modelpress DMPの管理画面。広告を見てもらいたいユーザーを表すキーワードや、ユーザーの興味がありそうなキーワードを設定できる
modelpress DMPの管理画面。広告を見てもらいたいユーザーを表すキーワードや、
ユーザーの興味がありそうなキーワードを設定できる

山本:今回、私たちの役割はデータ分析ですが、先ほど松下さんが紹介されたように、モデルプレスのトラフィックはとにかく膨大で、とても自前で扱えるデータ量ではなかったんです。そこで、以前から付き合いのあるIDCフロンティアさんの非常にハイスペックな基盤を導入しました。これがあって、初めて現実的な時間で分析することが可能になりました。1週間かかるところが数時間、だいたい100分の1くらいです。

MZ:データ基盤を提供されたIDCフロンティアさんは、Yahoo! JAPANグループのITインフラプロバイダーとして事業を展開されていますね。

赤星:はい。複数のサービスがありますが、今回使っているのはYahoo! ビッグデータインサイトというデータウェアハウスサービスです。当社の基盤は、その上にどんなデータやアプリケーションが乗っても、利用企業がスピーディかつ自由に使える高いスペックが強みです。今回は、その点をよく活かしていただいていると思いますね。

データアーティスト株式会社 代表取締役社長 山本 覚氏(写真左) 株式会社IDCフロンティア ビッグデータ戦略グループ グループリーダー 赤星智子氏(写真右)
データアーティスト株式会社 代表取締役社長 山本 覚氏(写真右)
株式会社IDCフロンティア ビッグデータ戦略グループ
グループリーダー 赤星智子氏(写真左)

次のページ
DMPを“DIY”するイメージで簡易構築を可能に

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2016/04/20 19:41 https://markezine.jp/article/detail/23989

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング