シャノンは、国内BtoBマーケティングの意識・課題や現状について、マーケティング・販促担当を対象にアンケート調査を実施。その調査結果と分析内容を発表した。
同調査によりマーケティングオートメーション(以下、MA)の導入が進み、一定の効果が認められる一方で、本来MAで得たい最終成果に結びついていない企業の割合が多いことが明らかになった。
MA導入企業の61%「効果を感じている」
MAの導入効果を調べると、導入した企業の6割が効果を実感していることが明らかになった。実感した効果について尋ねると「販促・マーケティング活動の成果が可視化できた」(51.7%)、「煩雑な作業が解消できた」(36.7%)などの回答が得られた。
KPIを設定しない企業は減少傾向
マーケティングKPIについて、2014年の調査ではKPIを設定していない企業が約4割だったのに対し、今年は26.4%と縮小傾向にあった。ここからKPIに対する意識が格段に高まったことがわかる。今後、採用を考えているKPIについては「獲得リードからの商談発生率」(29.1%)が上位となった。
7割がMAの費用対効果を把握していない
マーケターが抱えている課題として、「マーケティング活動の成果が見えない」が3年連続最上位となった。また、MAの費用対効果を把握していない企業が全体の73%である状況が明らかになった。
調査結果の中ではMA導入効果を感じている企業の100%がPDCAを回していることから、MAを導入するだけでなく、成果測定やその結果の分析検証へ取組むことにより効果を確実に生み出すことにつながるものと推測される。
【調査概要】
方法:Webアンケート
対象:マーケティング、販促担当
期間:2016年1月8日~1月31日
回答者数:526
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