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新歓、休講 etc. Twitterで学生が実際に使う言葉づかいをどう探る? トモノカイのアプローチ

2016/04/04 10:00

 学生向けに会員制メディア「t-news Web」と非会員制のオープンな求人情報を提供するトモノカイ。同社では異なる2つのサービスでTwitterのプロモ商品を活用し、成果に結び付けており、成果獲得の大多数をTwitter広告からの流入ユーザーが占めている状況だ。学生に向けた情報を届けるために、どのような運用を行っているのか。ターゲティングやクリエイティブ制作のノウハウを取材した。

学生の活動をサポートし、学生の力を重視する

 学生任意団体の活動から始まったトモノカイは、ウェブメディアやメルマガ等の学生向けサービス事業と、大学生を教師として家庭教師や塾講師へ紹介する事業を展開する。同社では現在、会員制メディア「t-news Web」の会員獲得および、求人情報の送客にTwitterのプロモツイートを活用している。

 同社の特長は、学生インターンも多数所属し、ある程度の決裁権や決定権を持って働いているという点だ。実際に会員獲得施策でも学生スタッフがTwitter広告運用やクリエイティブ制作等を担当し、北野氏が彼らを統括している。北野氏は全体の方針立てと各KPIによる最終的なジャッジのみで、基本的に学生に任せているという。

左から株式会社トモノカイ 学生メディア部門 部門長補佐 北野 博俊氏、同部門 野口 裕樹氏、同部門
左から株式会社トモノカイ 学生メディア部門 部門長補佐 北野 博俊氏、同部門 野口 裕樹氏

 プロモツイート:ターゲットのタイムラインに、広告主のツイートをネイティブアドとして表示する広告。Twitterのプロモ商品の一つ。

 Twitter広告を活用し、求人サイトへの送客促進を担当するのが野口裕樹氏だ。こちらは、よりシビアに利益率をチェックする必要があるため、同氏がメインで運用を行っている。だが、確実なリーチを目指すために、クリエイティブやターゲティングには学生スタッフの力も借りているという。

 何故、同社はそこまで学生スタッフに重きを置いているのだろうか。

 「根本には、我々の活動やサービスを通じて次世代の人材を育てたいという想いがあります。また、私たちは学生に情報を提供している部門ですから、利用者である彼等の生の声をサービスに反映できるメリットは非常に大きいです」(北野氏)

 「私たちが“これが良いの?”と感じたアイディアでも、彼らが面白いと主張したものはCTRやエンゲージメント率などの数字が良いことが多いです。逆に、彼らの反応が良くないときは、やはり数字が出ません」(野口氏)

 密なコミュニケーションをとりながら、KPIの数値を軸にしつつ、基本は学生スタッフを見守る形で運用がされている。

学生が面白いと思うアイディアは、学生だからこそ出せる

 トモノカイがTwitterを活用する際に、他よりも突出している点は、「ターゲティングの固定観念に縛られていないところ」だとTwitterの中村氏。

左からTwitter Japan株式会社 オンラインセールス アカウントマネージャー 高井 陽介氏、オンラインセールス アカウントエグゼクティブ 中村優氏
左からTwitter Japan株式会社 オンラインセールス アカウントマネージャー 高井 陽介氏
オンラインセールス アカウントエグゼクティブ 中村 優氏

 例えば、求人広告への送客を考えた場合、多くの企業は競合の求人サービスをフォローしているユーザーをターゲットに定める。だが、同社の場合はそれだけでなく、学生の生の声からキーワードを引き出して、ターゲットを広げている。

 「Twitterは「今がわかる(Live)」が売りのプラットフォームです。新商品や流行のキーワードも絶えず流れています。トモノカイさんは、そこを逃さずに掬い上げている。Twitterの利用者でもある学生スタッフさんがいると、敏感にトレンドを捉えられる部分も多いと思います」(高井氏)

 実際に、学生スタッフ自身もその友人もTwitterを利用しているという。「Twitterを見て面白いと思ったり、よく目にするワードはアイディアとしてストックしています。一方で、イケてないと感じたものは反面教師としています」(北野氏)

 だが、特定の意見を取り入れるだけでは偏りが出る。そのため月に1度、数百名規模の学生アンケートを実施し、様々な意見を吸収するようにしているという。

 「例えば、アルバイトで実際に体験した面白かったエピソードを集めてクリエイティブに反映したことがあります。共感度が高いリプライが返ってくると同時に、次のアクションにつながるので、CPAの低下も期待できます」(北野氏)


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