SSP「fluct」の提供などを行うVOYAGE GROUPは7月14日、アドベリフィケーション事業を行うMomentumの株式を追加取得し、グループ傘下に収めた。
昨今インターネット広告配信において、動画広告を出稿する動きがみられ始めている。一方、従来テレビ広告への出稿を主としていたナショナルクライアントおよびブランド系広告主がインターネット広告へ円滑に出稿を行うための配信環境・ルールの整備が求められている。
Momentumは、ページ単位での広告出稿先のコンテキスト解析、文脈判断から適切な広告の表示判定を可能とする基礎技術を有し、広告配信と自然言語処理を組み合わせた独自のアルゴリズムを開発。不適切な広告出稿を回避し、広告主のブランドを保護するサービス(アドベリフィケーション事業)や、広告詐欺を未然に防止するサービス(アドフラウド事業)を提供している。
VOYAGE GROUPは、これまでに同社連結子会社であり投資・育成支援事業を主とするVOYAGE VENTURESを通じて Momentumの株式を取得し関係強化に努めてきた。そして今回VOYAGE GROUPがMomentumの株式を追加取得し、持分法適用関連会社化するに至った。今後は両社の協業関係を一層強固なものとし、ナショナルクライアントおよびブランド系広告主がインターネット広告への出稿を円滑に行う環境整備の取り組みを加速させていく予定だ。
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