Facebookは11月16日(米国時間)、広告指標とレポーティング向上に関するアップデートと新たな取り組みを発表した。
今回のアップデートと取り組みは、以前発覚した動画広告に関する指標の一部の計測に誤りがあったことを受け、今後より信頼性・透明性の高い広告指標とレポーティングを確立し、提供していくために行われた。
今回発表された3つの取り組みは以下の通り。
1.第三者機関による検証の推進
これまでも同社は、第三者機関であるニールセンやコムスコア、Moatといったグローバルパートナーと提携し、広告指標の検証を行ってきた。今後は、さらにパートナーを拡大し、検証項目の幅も広げていく。
2.広告主・代理店の要望を取り入れたメジャメント(測定)ソリューションの開発
メジャメント業界のリーディングプレイヤー、広告主、代理店によって構成されたメジャメント協議会(measurement council)を設立。広告主や代理店の要望を、レポーティング関連ソリューションの開発へと活かす取り組みを推進する。
3.広告指標について定期的な情報発信を行う「Metrics FYI」ブログの立ち上げ
これまで以上に定期的な情報発信を行うことで、アップデートがよく行われるFacebook広告商品の効果の透明性を高めていく。
また、3つ目のMetrics FYIブログでは、最初に2つの項目に関する投稿を行った。
1つは、レポーティングツールの改善・指標名の見直しに関する項目だ。指標の定義に加え、利用方法、計算方法などに関する情報の追加といったアップデートについて説明されている。また、広告指標名の見直しと広告ソリューションの進化・多様化に伴い、定義が古くなった指標や、利用頻度が極めて低いと判断された指標については廃止を含む見直しを行うことも発表した。
もう1つの項目は、指標の改修。広告指標とレポーティングの見直し作業を通じて、動画指標やページインサイトなど、5つの指標を今後数週間以内に改修する予定と記載されている。いずれも課金・請求に係るものではないが、同社は指標の透明性を担保することの重要性を認識し、今回の投稿で報告した。
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