MarkeZine(マーケジン)

MarkeZine(マーケジン)

記事種別

ペグマンならぬ、“ペグウーマン”で啓発!女性保護団体によるGoogleストリートビューの斬新な活用法

 あなたと、お隣のあの人、同じ場所にいても見えている世界は案外違うもの。見えないことに気を使うのは至難の業です。ベルギーではその壁を取っ払う取り組みが行われました。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日更新です。

キャンペーン概要

 時期:2017年
 国名:ベルギー
 企業/ブランド:Touche pas à ma pote
 業種:非政府組織

実際に体験して、はじめてわかる深刻さ

 ベルギーではある調査によると、98%もの女性がこれまでにストリート・ハラスメント(道端で声をかけるなどの嫌がらせ)を受けたことがあるという結果が出ています。

 女性を守る活動を行っているNGO団体「Touche pas à ma pote」が、この深刻な状況を人々に知ってもらうべく、3月8日の国際女性デーにユニークなデジタルキャンペーンを実施しました。

 それが、Googleストリートビューを使って女性が直面しているストリート・ハラスメントをバーチャル体験できる「Her Street View(彼女が見る路上風景)」。同サービスは1日限定で公開されました。

 「Her Street View」を体験するにはまず、ペグマンならぬ、“ペグウーマン”をグーグルマップ上にドラッグします。

 一見普通のストリートビューのように見えますが、道を進むと道端から色々な声が飛んできます。

 たとえば……「見ろよ、あの身体の曲線」「いくら払えばいい?」など、その内容は聞く(見る)に耐えないものばかり。

 女性を取り巻く現状をリアリティを持って感じてもらうために、これらの言葉は全て実際に女性が経験したものが使われています。

 本キャンペーンをリアルの場でも周知させるため、これらの言葉をポスターにして街中に掲示。

 さらにFacebookページにもポスター画像を投稿しました。

 このゲリラ的な戦略が功を奏し、テレビを含む様々なメディアが紹介。その結果、多くの人々がSNSでストリート・ハラスメントについて議論を交わし始めました。

 キャンペーン実施から3日間で「Her Street View」は62万インプレッションを獲得。同団体の認知率も37%アップしました。Googleストリートビューを活用して、女性を取り巻く社会問題を啓発したベルギーNGOの斬新なデジタルキャンペーンでした。

動画はこちら

 

先週の紹介キャンペーン

 新しい距離の単位「過酷マイル」を提案! ニューバランスの冬季屋外ランニング促進施策

 記事転載元:AdGang

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • プッシュ通知を受け取る

関連リンク

All contents copyright © 2006-2017 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5