凸版印刷とシーエーシー(以下、CAC)は、東京都議会議員選挙PRイベントにてAffectiva(アフェクティバ)が提供する感情AIを活用した2つのコンテンツを公開する。
凸版印刷は、平成29年東京都議会議員選挙の広報業務を受託。「笑顔でつくる東京」をコンセプトにしたPRイベントを開催する。これに向け、凸版印刷とCACは、感情AIが参加者の表情を検知した結果を活用する「笑顔投票所」と、表情の瞬間をとらえてカメラが撮影する「ミニポスタースタジオ」の2つのAI体験コンテンツを開発した。両コンテンツは、参加者に投票を身近に感じてもらうため、開発に至った。
感情AIは、欧米では既に多くの企業が市場調査、広告、ゲーム、ソーシャルロボット、医療など様々なビジネスに利用しており、今後は日本でも幅広い分野での活用が見込まれている。Affectivaは、MIT(マサチューセッツ工科大学)から誕生した感情AI市場におけるリーディングカンパニー。同社の感情認識ソフトウェアは、人間の反応を素早くキャプチャしてリアルタイムで計測し、瞬間的に生じる感情を高精度で分析する。
企業向けITサービスを展開するCACは、Affectivaと販売代理店契約を2016年7月に締結。今後、凸版印刷とCACは、感情AIを組み込んだイベント演出やプロモーションでのビジネスを創出し、教育やヘルスケア分野での活用も計画している。
東京都議会議員選挙PRイベントは、6月10・11(土・日)に渋谷モディと6月24・25日(土・日)に新宿サナギにて開催。「笑顔投票所」と「ミニポスタースタジオ」の2つの感情AI体験コンテンツが一般公開される。
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