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電通、AI活用を社内外で推進する統括プロジェクトチーム「AI MIRAI」を設置

 電通は、社内の各プロジェクトで開発・運用されているAIのノウハウと、これまで培ってきた社外とのネットワークを結集し、AIの活用を社内外で推進する統括プロジェクトチーム「AI MIRAI(エーアイ・ミライ)」を発足した。

 同チームは、クリエイティブ・メディア・情報システム・働き方改革などでAIを活用している社内40名以上のエキスパートで構成されている。これまで同社は、テレビ視聴システム「SHAREST(シェアレスト)」やAIコピーライター「AICO(アイコ)」など、同社の知見やデータを活かしたAI開発を進めてきた。現在20件以上のAI関連プロジェクトが個別に進行されており、現場での活用が浸透してきたのを機に、これらのシナジー効果を最大化すべく同チームの発足に至った。

 具体的には、AIを活用したマーケティングサービスを提供する「AI MIRAI Marketing」、生産性の向上やワークスタイル変革を支援する「AI MIRAI Workstyle」、各パートナー企業と協業して新規ビジネス開発を推進する「AI MIRAI Business」の3つの領域で、当初はサービス・ソリューションを開発していく。

 なお同社は1月16日、AIによる手書き文字認識の特許を持つAI insideとの業務提携を締結。デジタルトランスフォーメーションおよびマーケティング活用においての協業で合意した。今後両社は、AI領域における共同研究開発を推進していく。

 さらに、文化放送と共同で、スマートスピーカーを活用した音声コンテンツサービス「声優タイマー」もリリース。同サービスは、音声サービス「Amazon Alexa」に対応しており、180秒間を人気声優の声で楽しく過ごしてもらうというものだ。同サービスの深化・拡張により、音声メディアにおける新たなコミュニケーションサービスの提供を目指す。

 同社は今後、社内のAI領域ノウハウの高度化と社外の様々なパートナーとの連携を通じ、企業の課題解決につながるAIソリューションの開発と、社会におけるAI活用のさらなる拡大に貢献していく。

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2018/01/17 15:00 https://markezine.jp/article/detail/27771

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