キリンビバレッジは、2018年キリンビバレッジマーケティング戦略を発表した。
同社は2017年、強固なブランド体系の構築に向けて、基盤である「キリン 午後の紅茶」「キリン 生茶」「キリン ファイア」の育成に注力するとともに、「キリン サプリ」シリーズやデカフェ商品など、健康機軸の様々な提案を行った。販売数量は「午後の紅茶」が過去最高の販売数量を更新し、「生茶」が前年比でプラス5%と堅調に推移した。一方「ファイア」や「キリン アルカリイオンの水」のマイナスなどにより、トータルでは前年比でマイナス2%という結果となった。
2018年同社は、「ブランドを育てる」「お客様起点で考える」「新価値創造へのチャレンジ」の3つをマーケティング方針に掲げる。またブランドの役割を、基盤強化・育成・チャレンジと位置付けて、強固なブランド体系の構築を図る。
さらに、新たな領域での取り組みや持続可能な仕組みづくりに向けて、CSV視点の取り組みも強化。サービスや販売、コミュニケーション手法など、飲料の楽しみを広げる新しい取り組みにも挑戦する。
たとえば「午後の紅茶」に関しては、デジタルコンテンツも活用し、紅茶カテゴリーの魅力や価値を伝えるコミュニケーションを展開。年間を通じて紅茶を楽しめるよう基盤アイテムを強化し、新商品を次々と提案する予定だ。
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