Appierは6月11日、ビューアビリティ計測ツール「MOAT」とブランドセーフティ機能を提供する「Grapeshot」とのAPI連携を発表した。
これにより、広告主は同社のプラットフォーム「CrossX AIプラットフォーム」を通じて、上記ツールを利用することが可能になった。
ブランドセーフティに関して、同社はディスプレイ広告や動画が適切なサイトに表示されているか、サイト上で正確に表示されているかなどの検証をGrapeshotに依頼する。
ビューアビリティの確認にあたっては、MOATの分析テクノロジーと連携。配信する広告にMOATのタグをつけることで、Appierのシステム上でMOATのビューアビリティ計測レポートを確認できる。
Grapeshotのブランドセーフティスコアは同レポートに掲載されるため、導入企業はビューアビリティとブランドセーフティの両方を同時に検証でき、厳密に管理、最適化することが可能になった。
アドフラウドやアドブロックツールが増加するなか、同社はMOATおよびGrapeshotとのAPI連携により、多様なデバイス上で展開する運用型広告の状況を正確に把握できるようにする狙いだ。
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