楽天は、2018年7月5日、広告プラットフォームを開発・提供するLOBを完全子会社化することにつき、同社との間で最終合意をしたことを発表した。
LOBは2016年創業のアドテクノロジー企業。主に広告プラットフォームの開発と提供を行っている。楽天は同社の持つ技術力と開発力を生かし、グローバル展開も含めた独自の広告プラットフォーム構築に向けて体制を強化する。
楽天はビッグデータを活用し、消費行動のすべての段階に対応したフルファネルでのマーケティングソリューションをクライアント企業に提供している。2018年5月には、提供する広告関連商品群を統一ブランド「Rakuten Marketing Platform」に集約し、より統合的なマーケティングの実現を推進。2021年には2,000億円の広告取扱高を目指している。
現時点では「楽天市場」をはじめとする70以上のサービスに関連した広告掲載面における取扱高が大部分を占めているが、楽天グループサービス以外の広告掲載面も含めたより効率的な広告配信の実現に向けて、LOBとともにグローバル展開も含めた独自の広告プラットフォームの構築を進めていく。
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