楽天は6月29日、同社が運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」において、自動車購入検討時における新たな消費体験サービスの提供を開始した。
今回その第1弾として、同社はトヨタの新型車のカタログ請求ができる公認外部ECサイト「TOYOTA楽天市場店」を開設。トヨタのカタログ配送プラットフォームとの連携により、ユーザーはサイトからカタログの請求をすると、該当のカタログを郵送で受け取ることができるようになった。同サイトは「カローラ スポーツ」のカタログから取り扱いを始め、今後ECサイトを起点とした様々な消費体験を提供していく予定だ。
自動車関連用品なども取りそろえている「楽天市場」には、自動車に関心の高いユーザーや買い替え時期を迎えるユーザーなどが多くアクセスしている。そのため、自動車メーカーはコンバージョンの見込みが高いユーザーに向けて効果的に商品情報を訴求することができる。
また、楽天グループでマーケティングソリューションを提供する楽天データマーケティングが協働することで、約9,700万の楽天IDや消費行動分析データをはじめとするビッグデータの活用も可能になった。「ファミリー層」や「アウトドア好き」といったユーザー像を推定するなど、よりマーケティング価値の高い施策を実現できる。
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