住友商事は、東南アジア中心にモバイルキャリア事業を展開しているAxiata Group Berhad(以下、アジアータ・グループ)の企業で、デジタル広告事業を行うAxiata Digital Advertising(以下、ADA社)に対して、2,000万米ドル出資したことを発表した。
アジアータ・グループは、モバイル・固定通信事業、通信インフラ事業、デジタルサービスを13ヵ国で展開しており、顧客数は3億5,000万人にのぼる。ADA社は、アジアータ・グループの保有する顧客情報や利用データを匿名化して所有・分析するプラットフォームを有し、テクノロジーを強みとしたデジタル広告事業を東南アジア中心に展開している。
住友商事は、AI・ビッグデータ解析などの先端技術を活用し、ADA社が保有するデータマネジメントプラットフォームの高度化を進めるほか、成果報酬型広告をはじめとするデジタル広告ノウハウの提供、日系広告主の開拓サポートなどを行うことで、ADA社の事業拡大に貢献していく。
また住友商事とADA社は、プラットフォームの高度化を通じ、マイクロファイナンス、送金、決済などを行うフィンテック事業やIoT事業など、新しい事業の創出にも共同で取り組んでいく。
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