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博報堂、AIを活用した分析サービスを開発 画像をもとに生活者が抱くブランドイメージを検証

 博報堂は、画像を通じて生活者が描くブランドイメージを検証するAI活用分析サービスを開発した。

※3 CNN(Convolutional Neural Network):畳み込みニューラルネットワーク
※4 「K-means」:クラスタリングの手法の一つ

 同サービスでは、企業や団体、商品・サービスに関連する各種SNSの画像をAIが分析。生活者が描いているブランドイメージを検証する。また、広告クリエイティブの分析にも対応しており、広告で表現されているブランドイメージと実際に生活者が描いているブランドイメージの差分を計測することができる。

 分析した画像は、同社ブランド・イノベーションデザインのコンサルタントが事前にインプットした12種の「パーソナリティ(ブランドを一人の人間に例えた時に保有する人格)」と、44種の「シーン(対象ブランドが写り込んだ画像の背景)」にそれぞれ分類。各指標のスコアをもとにクラスターマップを作成する。調査票ではなく画像データを活用することで非言語情報の分析が可能になるほか、周辺環境を含めた現状のブランドイメージの定量的な把握や、定点的な観測を通じた長期に渡るブランディング管理が行える。

 これまで、ブランドイメージ分析においては、知識と経験が豊富なスタッフによる膨大な画像の読み込みや、多くの作業時間が必要とされていた。同サービスを活用することで同社は、これまで分析にかかっていた時間を大幅に削減。クライアント企業のブランディングに関する現状を俯瞰することでスピーディーに課題を抽出し、戦略的な提案につなげていく。

 同サービスの実現にあたっては、ディープラーニングの独自技術を保有し、DoT(Deep Learning of Things)を推進するLeapMind(リープマインド)が開発を支援した。

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MarkeZine(マーケジン)
2018/10/17 17:30 https://markezine.jp/article/detail/29501

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