大日本印刷(以下、DNP)の子会社であるDNPコミュニケーションデザインは、2019年1月、静止画・動画コンテンツの制作機能を強化して関連事業の拡大を図るため、東京都板橋区に「DNP高島平クリエイティブスタジオ」を開設する。
同スタジオでは、企業から預かる撮影用商品などの搬出入管理から、紙メディアやWebサイト用の各種コンテンツ制作(静止画・動画の撮影、CG制作、色調などの管理、テキスト原稿作成など)、コンテンツデータの管理までをワンストップで行う。
また、大型商品のストックが可能なスペースを併設することで、住宅設備や家具をはじめとする大型の建て込みセットでの撮影や、サイズが大きい商品の撮影・管理など、従来は困難だった撮影BPO(Business Process Outsourcing)業務にも対応できるようになる。
その他、同スタジオでは下記のような技術を活用したコンテンツ制作も行っていく。
1.静止画・動画の撮影や、掲載メディアへの最適化に関する専門集団が集結
DNPの企画クリエイティブチームとの連携やAI活用を通じて、撮影した静止画・動画の色調などを掲載するメディアに合わせて加工・編集する「イメージコントロール機能」だけでなく、生活者に向けた効果的な販促に必要となる表現を高いクオリティで提供する。
2.VR・AR・MRなどデジタルデバイス向けの開発にも対応
「VR(Virtual Reality:仮想現実)」「AR(Augmented Reality:拡張現実)」「MR(Mixed Reality:複合現実)」などの制作技術にも対応し、様々な表現手法で商品の魅力を訴求する先進的なコンテンツの開発を行う。
3.高度な情報セキュリティ環境で、商品における機密情報の漏えいリスクを極小化
物理的な情報セキュリティ体制の強化に加えて、独自開発した商品管理システムを導入することで、商品所在を即時に可視化。
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