凸版印刷は、タイに現地法人「Toppan(Thailand)」を設立し、デジタル技術を活用したマーケティングソリューションの提供を本格的に開始した。
タイは、デジタル産業の推進による「デジタル立国」を経済目標として掲げ、産業の高度化・高付加価値化を推進している。また、ビジネス環境の変化やニーズの多様化による競争の激化が進み、高い付加価値を生み出す人材や職場環境が求められるなど、幅広いマーケティング戦略の重要性が増加。今後は他のASEAN諸国でも同様の市場課題が生まれてくると予想される。
同社はこれまでも、タイにおいて観光インバウンド向けコンテンツ制作などのビジネスを展開していたが、リアルとデジタル技術を融合させたマーケティングソリューションを日系企業や現地企業へ本格的に提供するため、現地法人の設立に至った。
具体的には、デジタルサイネージを活用したセールスプロモーション事業などを提供する。
なお同社は今後、ASEAN全域に向けたマーケティングソリューションの提供や政府機関・地方自治体を対象とした文化財のデジタルアーカイブ化・VR化といった観光支援事業も進めていく。
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