AdobeとServiceNowは、両社のパートナーシップによるデータ連携をグローバルで開始した。顧客体験管理に特化したプラットフォームである「Adobe Experience Platform」と、ServiceNowの「Customer Service Management(カスタマーサービス管理)」製品の連携が可能になる。
今回の連携は、マーケティング部門とカスタマーサービス部門をつなげるシームレスなデータワークフローを確立することで、自社と顧客のインタラクションを記録したデータが組織内で分散しているという企業の課題を解決するものだ。
これにより企業は、顧客からの苦情や問い合わせが入ったときに、その顧客が購入した製品やサービスから直近のインタラクションに至るまで、顧客とブランドとのエンゲージメントの全容を確認できるようになり、よりパーソナライズされた、つながりを保つための顧客体験を提供できる。
また両製品を通じ、「評価(カスタマーサポート)」と「購入(マーケティング)」の各タッチポイントにおいて収集しているデータを集約することで、チームを横断した作業の合理化も可能に。最終的にはAdobe Experience Platform上に詳細かつリアルタイムの顧客プロファイルを構築できるようになる。
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