サイジニアは、デクワスが開発・運営するデジタル広告配信サービス「KANADE DSP」において、ランドスケイプが提供する企業データベース「LBC」と連携。特定のビジネスユーザーを推定してネット広告をターゲティング配信する「デクワス.AD Biz」の提供を開始した。
KANADE DSPは、Webサイトユーザーの興味・関心に合わせた広告のパーソナライズにより、デジタル広告の費用対効果を改善するもの。ユーザー行動履歴解析技術により、提携サイトから潜在顧客を発掘することで、ブランド認知拡大・優良顧客の醸成を支援している。
LBCは、社名、住所といった基本属性から売上高、資本金、従業員数、上場区分、IPアドレスなどの属性情報を保持するデータベースだ。
スマートフォンの普及やテレワークの浸透により、ビジネスユーザーが使用するデバイスが増加し、働く環境が多様化している。そのため企業のIPアドレスを前提としたターゲティングだけでは、ビジネスユーザーに十分にリーチすることが難しくなっている。
そこで同サービスは、個人情報を利用せずに類似するユーザー群を抽出する、サイジニアの「コミュニティターゲティング技術」を採用。これにより、新たな働き方に対応したビジネスユーザーへのターゲティング配信を可能にする。
具体的には、「売上10億円以上の首都圏の事業所に勤務していて、テレワーク中のユーザー」「中部地方の官公庁や教育機関に勤務しているユーザーの生活圏で利用されているデバイス」など、ターゲットを推定した広告配信が可能だ。
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