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リクルートにおけるボトムアップのプロダクト作り── 新アイデアの推進を後押しする文化と仕組みとは?

現場と経営陣、両者で議論を重ねて磨き込む

──方針転換は社内の合意を得るのも難しいように思います。どのようにして経営陣の理解を得ていったのでしょうか。

岩田:まず私たちは自分が見聞きしてきた現場の声と、定量的な数値、そして方針転換の必要性をしっかりと伝えました。そして、経営陣は私たちの声に耳を傾け、両者で議論を重ねていき、最終的には承認を得られました。経営陣への説明は一朝一夕で終わるものではありませんでしたが、この議論の中で私自身も事業の解像度を上げられ、振り返ると良い議論ができたと感じています。

 その後、2018年1月に業務支援サービスとして『knowbe』をローンチしました。

──利用者の方からの反響はいかがですか。

岩田:利用している施設の方々からは「周辺業務が効率化されたことで、本質的な支援に時間を割けるようになった」とうれしい声を多くいただいています。

 また、福祉業界は働き手不足も喫緊の課題です。職員スタッフの方々が働きやすい環境を作ることで、離職者を減らし、よりサステナブルな業界にしていくことも大切だと考えています。

誰もが「活躍できる」仕組みを作っていく

──お二人は、事業やグループをマネジメントし、チームメンバーからのボトムアップでの起案を受ける立場でもありますが、起案者をサポートする上で気をつけていることはありますか。

柴田:起案してうまくいくプロジェクトもあれば、思ったように成果が示せず失敗となるプロジェクトもあります。しかし、その企画が失敗となった理由に起案者が自分で気づけるところが財産になると思います。

 私はマネージャーとして、そこに気づけるための伴走者となりたいと考えています。

岩田:現場の気づきを活かしつつ、その課題は「多くのお客様に共通しているのか」「解決した時に大きな価値を出せるのか」とメンバー自身が優先度の高いものと低いものを納得して判断するためのサポートを心がけています。

──社風の中でも、リクルートならではの特徴はありますか。

柴田:1人のスーパースターがプロジェクトを支えるのではなく、誰もが活躍できるような仕組みがあることですね。どんな人でも活躍できるようにしています。

岩田:新規プロジェクトの起案についても、ユーザー調査の方法や、解決策を考えるための方法などが型化され、ナレッジとして展開されています。また過去のRingに起案された内容などを積極的に情報交換をするほか、勉強会など座学として学べる場もあるため、起案しやすい面もあると思います。

──最後に、今後の展望についてお聞かせください。

柴田:僕自身は、世の中をよくする人材をより多く輩出することが大事だと考えています。そのために、短期間できっちりそれができる人材を育てていきたいです。

岩田:障害福祉業界には、まだまだたくさんの課題があります。『knowbe』の提供価値を広げ、業界がサステナブルな形になるような「未来の当たり前」を最速で作っていきたいです。

リクルートはプロダクトマネージャーの採用を強化中

 リクルートは、既存サービスや新規事業の商品・プロダクトの戦略立案、戦術策定を行うプロダクトマネージャーの採用を強化しています。

 本記事を読んで気になった方は、リクルートプロダクトデザイン室のHPをチェック

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この記事の著者

平田 順子(ヒラタ ジュンコ)

フリーランスのライター・編集者。大学生時代より雑誌連載をスタートし、音楽誌やカルチャー誌などで執筆。2000年に書籍『ナゴムの話』(太田出版刊)を上梓。音楽誌『FLOOR net』編集部勤務ののちWeb制作を学び、2005年よりWebデザイン・マーケティング誌『Web Designing』の編集を行...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社リクルート

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2023/10/20 10:30 https://markezine.jp/article/detail/43410

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