Twitterが今年に入って、ベンチャーキャピタルから3500万ドルの出資を受けたことから、同社が収益化に向けてどのようなサービスを展開するのかに注目が集まっている。ネットユーザーの最もリアルタイムな反応に触れることができるTwitterは"hyper real-time tool"とも評され、いま何がどのように話題になっているのかを知りたいマーケッターにとって、600万人のTwitterユーザーのログは宝の山なのだ。
Twitterにはさまざまなビジネスの可能性があるとされているが、その中には法人アカウントの有料化がある。たとえばDELLはTwitterに80ものページを公開しており、そのひとつである「DellPutlet」では、2月に「DellPutlet」のページをフォローしている米国のTwitterユーザー限定で毎週特価で製品を提供するセールを展開した。
また、Twitterが収益を得る方法として、ログの検索結果にAdWordsのような広告を表示する方法も考えられる。Twitterは2008年にSummizeを買収して、検索エンジンを手に入れた。そして今年2月に、自分のアカウントにサインインすると利用可能になる検索機能のテスト運用を開始している。しかし、広告業界情報サイト「AdAge」では、Twitterには将来リアルタイムの情報が返ってくるQ&Aサービスに発展する可能性があるとしており、それはGoogleで過去記事を検索するのとは違う、新たな価値を生み出すと指摘している。
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