新機能満載のiPhone OS 3.0
iPhone OS 3.0ベータリリースには、In-App Purchases、ピア・ツー・ピア接続、iPodミュージックライブラリへのアクセス、新しいMaps API、プッシュ型通知など1000以上のApplication Programming Interface(API)を含むSoftware Development Kit(SDK)のアップデート版を含んでいる。
アップルは、今夏提供を開始するiPhoneとiPod touchのユーザに提供される100以上の新機能も発表。この中には、カット、コピー、ペースト機能、MMS、横方向でも見ることができるMail、Wi-Fiホットスポットでの自動ログインなどが含まれる。また、iPhone OS 3.0ベータリリースでは、新しいVoice Memoアプリケーションや主要なiPhone用アプリケーションで使える拡張検索機能、iPhone/iPod touch内の情報のSpotlight検索機能などを提供する。
アプリ内で販売ができる「In-App Purchases」
iPhone OS 3.0ベータリリースで特に注目される「In-App Purchases(アプリケーション内コンテンツ購入)」は、アプリケーションやゲームの開発者が、そのアプリ内でデジタルグッズを販売したり、登録料を得るためのプラットフォーム。これを利用することによって、たとえばゲームをしていて、さらに先のレベルに進みたい人向けに、ゲームの画面上にレベルの購入のためのダイアログを表示 することができる。
iPhone OS 3.0ベータソフトウェアおよびSDKは登録デベロッパを対象に提供され、developer.apple.comからダウンロードすることができる。iPhoneユーザーは夏にiPhone OS 3.0ソフトウェアを無料でダウンロードすることができるようになる。
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