マイボイスコムは、3月に百貨店の利用に関する調査を行い、15,606件の回答を得た。2回目となる今回の調査では、百貨店の利用者は97%、月に1回以上利用する人は36%となった。
百貨店で購入する商品や利用するサービスでは「和洋菓子」が42%で最も多く、「ギフト・贈答品」「惣菜・弁当」が続き、デパ地下人気の高さがうかがえる。しかし、購入や利用を百貨店から他へ乗り換えた商品・サービスがある人は5割を超え、特に衣料品などで苦戦を強いられている。その乗り換え先でもっとも多いのは「ショッピングセンター・モール」で、「オンライン専門ショップ」「一般スーパー」が続いている。
百貨店に対して感じる魅力としては「高級感」をあげる人がもっとも多いが、不満要素としても「価格が高い」が最多。また、「店員がわずらわしい」とする人も2割以上いることから、手軽なオンラインショッピングが乗り換え先となることもうなづける。
身近にあるとしたら利用してみたい百貨店としては「伊勢丹」「タカシマヤ」「三越」がベスト3となったものの、3割強の人が「わからない」「利用したいと思わない」と回答しており、小売業界における百貨店の位置づけ自体が問われる結果となった。
【関連記事】
・ユニクロ的「価格・デザイン・機能性」、イオンが“吸汗速乾”インナーを拡充展開
・イオンがPB「トップバリュ」2200品目を値下げ、低価格化を加速
・携帯ユーザーの4人に1人がマクドナルドの携帯サイトを利用
・ママ友の数は平均6.5人、友だちの数で違う新世代ママたちの消費意欲