マクドナルドが圧倒的な存在感
medibaは、同社のリサーチ会員を対象に、「ファーストフード」に関するモバイルリサーチを実施。4月に行われた調査では東京都23区内在住の学生・会社員・専業主婦ら750人から回答を得た。
ファーストフード店を月2回以上利用している人の割合は、「マクドナルド」が最も多い57.9%で、「ミスタードーナツ」(12.4%)、「モスバーガー」(8.8%)が続いている。ファーストフードでケータイクーポン券を利用したことある人の割合は82.4%にのぼっており、利用した店舗は「マクドナルド」が97.1%と圧倒的な1位。2位の「ケンタッキー」の23.9%に大きく水をあけるかたちとなっている。
上のグラフを見ると、ケンタッキーとミスタードーナツは30代・40代の女性の利用割合が平均より高くなっている点が特徴。また、ケータイクーポンの利用経験者の割合が最も高いのは、15~19歳の女性で96.0%となっている。
話題の高付加価値バーガーの人気
今回の調査では、ファーストフード3社が提供している高付加価値ハンバーガー、「クォーターパウンダー・チーズ」(マクドナルド)、「絶品チーズバーガー」(ロッテリア)、「とびきりハンバーグサンド」(モスバーガー)についても比較分析を行っている。
このうち、認知率が最も高いのは、「クォーターパウンダー・チーズ」の86.5%で、実際に食べたことのある人の割合も44.8%と最も高くなっている。しかし、「また食べたい」と感じるリピート意向では「とびきりハンバーグサンド」が77.2%で、「クォーターパウンダー・チーズ」は「絶品チーズバーガー」とほぼ同じ53.0%に甘んじている。
また、「食べたことがないけれども食べてみたい」という意向を持っている人の割合でも「とびきりハンバーグサンド」と「絶品チーズバーガー」がともに7割を超えているのに対して、「クォーターパウンダー・チーズ」は53.7%。売上においても破竹の勢いのマクドナルドだが、このリピート意向や食事意向の低迷は気になるところだ。
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