調査は2008年12月に行われ、10代から50代以上の男女950名から有効回答を得た。「人気ブログ」と呼ばれるブログ、影響力のあるブログが持つ特徴を明らかにするため、ブログが持つ「物語性(ナラティブ度)」に重点を置いて分析が行われた。
調査では、架空の「ブログに掲載された温泉旅行記」を提示して、ブログに対して感じた物語性の高さで回答者を3グループに分類して分析。ブログに対して「物語性が高い」と評価したグループでは、ブログ記事で語られている対象やテーマについての評価が、「物語性が低い」と評価したグループに比べて高い傾向があった。
また、ブログの中で「あなたもこんな経験がありませんか」「○○だと思いませんか」といった呼びかけがある場合とない場合では、呼びかけがある場合にブログの物語性が高まり、そのブログに対する評価が高いという傾向があることも明らかになった。
年齢を23歳以下、~35歳以下、~47歳以下、48歳以上の4グループにわけて、物語性の平均値を比較したところ、年齢が高い人のほうが物語性を高く評価。また、ブログで語られている対象やテーマにもともと関心が高い人は、物語性を高く評価しやすい傾向が見られたほか、自分なりに工夫して表現したり、話題を集めものごとを人に勧めるといった情報感度の高い人は、物語性を高く評価する傾向が強いことも明らかになった。
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