SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

トヨタ、「企業サイト」の概念を大きく変える「etoyota.net」オープン

 トヨタ自動車は、同社が運営する複数のWebサイトに点在する30万以上のコンテンツを使い、サイト訪問者のニーズに合わせて自動的に専用ページを構成する統合ホームページ「etoyota.net」を開発。2008年3月の本格稼動に向けて、一部サイトを対象にサービスを開始した。

 現在、トヨタは「toyota.jp」、「toyota.co.jp」、「lexus.jp」、「gazoo.com」など、事業やブランドごとに構成された合計16のサイトを運営している。そのサイトは、日本ブランド戦略研究所が実施している日本の有力企業のウェブサイト価値調査で、5年連続1位を獲得している優良サイトだ。しかし、トヨタは、約70%のサイト訪問者が外部の検索サイトから直接該当コンテンツに到達するようになっている現状を踏まえて、従来のウェブサイトの内容構成ではニーズに応えられないと判断した。

 「etoyota.net」は、検索サイトからの検索ワードや、利用者の閲覧履歴を学習することにより、各ウェブサイト内に点在するコンテンツから情報を選択して、最適なページを構成する。また、同社が開発した「情報推奨エンジン」によって、「かっこいい」「かわいい」といった抽象的な語句でクルマを検索したり、車両スペックなどによるクルマ専用の検索も可能となっている。

 また、会員登録の有無に関わらず、ユーザー専用ページ「マイページ」を利用して、情報構成やデザインを変更したり、検索ワードにあわせた情報を提供する。さらに、ブログパーツ「ブログDECO」を提供し、トヨタのニュースや人気者ランキングなどの情報を提供するほか、ネット広告などをクリックしてやってきた人のニーズにあわせて、コンテンツの内容を最適化するLPO機能も提供。本格稼動までには、検索ワードに連動して自動生成されるLPOページ機能も実装されるという。

 また「etoyota.net」では、ネット視聴率調査会社ネットレイティングスのサイト効果検証システムを採用し、顧客満足度の向上のために必要なサイトの目的達成度を定量的に検証・把握する。

【関連リンク】
日本ブランド戦略研究所調べ トヨタのWebサイト価値は1,300億円超
「ブランド・ジャパン2007」で、Googleがトヨタに続いて堂々の2位、ヤフーは28位
「消費者が選ぶ!顧客満足度No.1企業」は、やっぱりトヨタ
トヨタと理研、交通事故ゼロを目指して「ニューロドライビング」研究をスタート
ページビューではWeb2.0時代のサイトを正しく評価できない―米ネットレイティングスが「滞在時間」を重視

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2007/12/26 19:53 https://markezine.jp/article/detail/2419

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング