発表された資料によると、2007年の経済状況についての質問では、「世の中の景気が良かった」と答えた人は16.7%、「悪かった」41.7%、「どちらともいえない」は40.2%となった。「良かった」という人の割合は、昨年より4.1ポイント減ったのに対して、「悪かった」と答えた人は10.2ポイント増加している。
また、自分自身の生活の経済状況(月収、ボーナス、こづかいなど)については、「良かった」という人は昨年より7.2ポイント減って17.9%、「悪かった」は1.9ポイント減って41.4%、「どちらともいえない」が7.5ポイント増の39.3%。賃金の伸び悩みや、生活必需品の値上がり、ガソリン価格の上昇など、生活者の実感レベルでは、2007年は「世の中」「自分自身」ともに厳しい状況だったと言えそうだ。
2008年への展望については、「来年の世の中の景気が良くなる」と答えた人は昨年より14.1ポイントと大幅減の15.8%。一方「悪くなる」と答えたのは23.9ポイント大幅に増えて40.5%。また、「自分自身の生活が良くなる」と答えた人は4.8ポイント減の20.8%、「悪くなる」と答えた人は3.6ポイント増の31.8%、「今年と変わらない」と答えた人は昨年とほぼ同数の45.8%となっている。
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