電通と中国のFocus Media(Chine)Holding(フォーカスメディア)の子会社、華光広告有限公司は、共同出資で「電衆数碼(北京)広告有限公司(仮)」を設立することで合意した。
2007年12月時点での中国ネット利用者は、前年比53.3%増の2億1000万人に達し、インターネット広告市場は2007年には約1400億円、2010年には約4000億円に成長することが見込まれている。中国電通グループ(北京電通・上海東派・北京東宝日海)の3社は、ソリューション向上やメディアとの交渉力を高めるために、新しく設立するインターネット広告の専門会社に業務を集約。中国電通グループのインターネット広告事業の作業委託・集約先として機能すると同時に、直営業による新規得意先の開発などを行う。
新会社は北京市に設立し、株式の比率は電通67%、華光広告33%。今回、共同出資社となる華光広告の親会社フォーカスメディアは、米ナスダック市場に上場し、屋外メディア、インターネット広告、モバイル広告の3分野で事業を展開。フォーカスメディアグループが開発したインターネット広告の配信ソフトの市場シェアは、80%を超えるという。
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