リクルートの海外旅行情報サイト「エイビーロード」は、2007年に海外旅行をした8,153人を対象に「海外旅行市場調査2008」を実施し、4,902人から回答を得た。
2007年に行った海外旅行の渡航先を同行者別に見ると、「ファミリー(子連れ家族)」に人気の渡航先は「グアム」と「ハワイ(オアフ島)」で、3位の「韓国」を大きく引き離している。また、「ファミリー(親連れ家族)」「カップル」「友人」「一人旅」では、「韓国」が1位。
一方、今後行きたい渡航先ではヨーロッパが優勢で、未婚の男性・女性、既婚の子どもなし・ありのすべてで、「イタリア」が1位。トップ3には、フランス、ドイツ、スペインが並んでいる。しかし、日本と現地で支払った旅行費用の総額では、イギリス、フランスは50万円台と特に高く、最も総額が安いのは北京の13.9万円。総じて日本で支払った費用のほうが高いが、ハワイ(オアフ島)、グアム、サイパン、香港・マカオ、韓国では現地で支払った費用のほうが高くなっているという。
旅行を思い立ってから、検討、申し込み、出発までの平均期間を2006年の渡航者と比較すると、思い立った時期は4.3か月前から4.9か月前と0.6か月早まっているほか、検討開始時期、申し込み時期のいずれも若干早まる傾向が見られる。また、パッケージツアーを見つけた情報源として最も多いのは「インターネット」の40.6%で、2006年渡航者よりも5.7%上昇している。また2番目に多い「旅行会社のパンフレット」(33.5%)はほぼ横ばいだが、続く「旅行会社のカウンター」(7.0%)は4.5%減少している。
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